子宮頸がんの原因の90%以上が、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって起こることが明らかになっています。したがって、この感染を予防するワクチン(HPVワクチン)を接種することによって、子宮頸がんの発症リスクを軽減することが可能です。
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)には
- サーバリックス(2価)
- ガーダシル(4価)
- シルガード9(9価)
の3種類があります。
小6~高1の女子の方(または1997年4月2日~2006年4月1日生まれの女子の方のうち、過去に合計3回HPVワクチンを接種されてない方:キャッチアップ接種)は①または②のワクチンを公費(無料)で接種できます。
③のシルガード9は、2021年2月から任意接種が可能となったワクチンで、約90%(※)の子宮頸がんの原因となるHPV感染を予防します。
※サーバリックスやガーダシルは約65%
子宮頸がんは、好発年齢が30~40代と若く、日本では年間約1万人が発症し、約2800人が亡くなっています。子宮頸がんを防ぐためには、子宮頸がんワクチンを受けることが非常に重要と考えます。
もし、女性の方で、定期接種やキャッチアップ接種の対象年齢を過ぎてしまい、子宮頸がんワクチンを未接種の方は、ご家族ともよく相談して頂き、是非ワクチン接種をご検討ください。
当院ではシルガード9の接種が可能です。
シルガード9接種対象者
当院では中学生~45歳の女性の方を対象としております。
(妊娠中の方、授乳中の方、当日発熱のある方はできません)
(未成年の方は保護者の同伴が必要です)
スケジュール
初回、2ヶ月後、6ヶ月後というスケジュールで合計3回筋肉注射します。
接種当日の予定
- 問診票の記入
- ワクチンQダイアリーの登録(ご来院前ご自宅でも登録可能です)
(厚生労働省の指示により全例登録が義務となっておりますので、登録をしないとワクチンを接種することはできません。接種時はメールが可能なスマートフォンやタブレット端末などをご持参ください。)
- 診察、問診
- ワクチン接種
- 観察のため待機
接種後は体調に変化ないか観察する必要があるため、30分間院内でお待ち頂きます。 - お会計
費用
- 1回 25,000円(税込、診察料込)
- 3回 75,000円(税込、診察料込)
(開院記念特別価格)
お支払方法
現金またはクレジットカード
※公費の対象外(自費)です。
予約方法
当クリニックにお電話(047-368-0088)でご予約ください。