千葉県松戸市の内科、消化器内科、肝臓内科

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お知らせ
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妊娠中、授乳中のお薬について

当クリニックには、妊娠中または授乳中で、風邪症状や胃腸炎症状などでお困りの方も来院して頂いております。妊娠中、授乳中には、飲まないほうがいいと考えられるお薬(胎児や乳児へ問題を起こす可能性が否定できないお薬)もあるため、処方の際は細心の注意を払っております。

以下に、妊娠中(妊娠の可能性がある方)、授乳中には飲まないほうがいいと私が思っている主なお薬を記載します。(◆医師や薬剤師により多少考え方が異なりますので、処方されたお薬について、疑問や不安な点がございましたら、お薬を処方された医師や産婦人科主治医、薬剤師とよくご相談ください。)

・妊娠中(妊娠の可能性がある方)に飲まないほうがいいと思われるお薬(◆医師・薬剤師により多少考え方が異なるため下記薬剤が処方される場合もあります)

①抗菌薬、抗ウイルス薬

クラビット・ジェニナック・オゼックス・シプロキサン・ラスビック・アベロックス・グレースビット(ニューキノロン系抗菌薬)、ミノマイシン(テトラサイクリン系抗菌薬)、バクタ(ST合剤)、ラゲブリオ・ゾコーバ(コロナ治療薬)

②痛み止め

ロキソニン・インダシン・ボルタレン(非ステロイド性抗炎症薬)、クリアミン(エルゴタミン、片頭痛薬)、ミグシス(片頭痛予防薬)

③吐き気止め、便秘薬、胃薬

ナウゼリン、アミティーザ、サイトテック

④降圧剤

レニベース(ACE阻害薬)、ニューロタン・ディオバン・ブロプレス(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)、ラジレス(直接的レニン阻害薬)

⑤高脂血症薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬)

クレストール、リバロ、メバロチン、リピトール、リポバス、ローコール

⑥その他

すべての経口糖尿病薬(妊娠中は原則インスリン注射)、ワーファリン、デパケン、テオドール、リウマトレックス、イソジンガーグル(うがい)、生ワクチン(注射)(麻しん、風しん、MR、水痘、おたふくかぜなど)、麻黄または大黄を含む漢方薬(麻黄湯、葛根湯など)

・授乳中に飲まないほうがいいと思われるお薬(◆医師・薬剤師により多少考え方が異なるため下記薬剤が処方される場合もあります)

①抗菌薬、抗ウイルス薬

クラビット(★)・ジェニナック・オゼックス・シプロキサン(★)・ラスビック・アベロックス(★)・グレースビット(ニューキノロン系抗菌薬)、ミノマイシン(テトラサイクリン系抗菌薬)、ラゲブリオ・ゾコーバ(コロナ治療薬)

②痛み止め

アスピリン、トラムセット、リリカ、クリアミン(エルゴタミン、片頭痛薬)、ミグシス(片頭痛予防薬)

③高脂血症薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬)

クレストール、リバロ、メバロチン、リピトール、リポバス、ローコール

④その他

すべての経口糖尿病薬(授乳中は原則インスリン注射)、ワーファリン、大黄を含む漢方薬

(★)のお薬は、国立成育医療研究センターのホームページに記載の「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」に含まれています。(2023年1月現在)

●「妊婦・授乳婦のくすりと服薬指導第2版(ナツメ社)」、「治療薬マニュアル2023(医学書院)」を参考にしております。

●患者様へお願い

医師および調剤薬局薬剤師により妊娠・授乳の有無の確認を行うようにしておりますが、お手数ですが、妊娠中(妊娠の可能性がある方)・授乳中の方は確認のため、医師、薬剤師に直接お伝え頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。